何やら長いタイトルになりましたが、この夏にこんな判決が出たそうです。
FX取引におけるロスカット・ルールの適切な発動が業者の顧客に対する義務であり、そのためにFX取引において起こりうる様々な事態に十分対応できるようシステムを用意しておかなければならないとしてロスカット・ルールが適切に発動されていれば確保されていたであろう証拠金の賠償を命じた事例
http://www.aoi-law.com/pdf/j_20080716.pdf判決文長いし裁判の判決文なので原告だ被告だとまわりくどくて分かりにくいので噛みくだくと以下。
FXの取引をしていたAさん。為替相場の変動でロスカットになりました。
しかし直後に業者はシステムトラブルを起こし(まさにロスカットの直後)きちんと決済がされませんでした。
その結果本来決済後に戻ってくるはずの証拠金は1円も戻ってきませんでした。---決済の結果1円も戻らず、つまりゼロというのはその裏になんらかの作為を疑いたくもなりますが・・・
Aさんは本来であれば戻ってくるはずの証拠金の返還を求めて裁判を起こします。
対して業者は取引の約款に載っているシステムトラブルに関する免責事項をタテに責任はない、と主張。---たしかにどの業者の約款をみてもシステムトラブルとかは責任を負いませんって書いてありますね。
判決は原告Aさんの勝訴。証拠金の7割方の返還を業者に命じました。
なぜ?
まぁ、業者が引いている回線が細くて注文殺到でパンクしたっていうお粗末な顛末も暴露されてますが重要なのは、
システムトラブルによる免責条項は「消費者契約法違反」だというんです。
また、ロスカットを正常に執行するのは約款に明記はしていないながらも業者の義務、としています。
最近窓開けでマイナスになったってのをチラホラ耳にしますけど、もしかしたら取り戻せるかも?
とも思わせる判例で画期的。
あなたが取引している業者は大丈夫ですか??
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